闇金新聞

金融勤め14年の社畜が気になるニュース

第二次補正予算案

政府は本日の臨時閣議で本年度の第二次補正予算案(一般会計総額が補正予算としては過去最大の31兆9114億円)を決定。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200527/k10012447441000.html

 

当記事でも扱ったが、13−14兆円という数字が予想されていた中、予備費も10兆円積み増され、予想を上回る財政を打ってきたと言って良いだろう。

 

そのうち22兆6124億円を赤字国債、9兆2990億円を建設国債で賄う。

https://www.mof.go.jp/jgbs/issuance_plan/fy2020/issuanceplan200527.pdf

 

日本国債のカレンダーベース市中発行額は一時補正から59.5兆円も増えることになる。

https://www.mof.go.jp/jgbs/issuance_plan/fy2020/calendar200527.pdf

 

注目されていたのは、カレンダーベース市中発行の年限で、日銀のオペが手厚い短中期を中心に発行を増やすと見られていたが、超長期(10年超)の発行も増額され、一時補正と比べて7月からの発行額は20年で月2000億円、30年で月1000億円増える。

 

一方、直前の報道で想定されていた超長期発行額と比べると想定通りで、本日の円金利市場への影響は特に見られなかった。

 

大幅な発行増を買い支えるのは日銀であり、どれだけ買い入れを増やすのか、6月末に発表される7月オペの月間予定のオファー額が注目される。