香港版国家安全法
全人代で香港版「国家安全法」導入に関する審議が始まったことを受けて、香港で数千人規模のデモが行われた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052400177&g=int
香港は一国二制度で原則として中国本土で制定された法律がそのまま適用されることはなかったが、中央政府によって法施行が可能となる見込み。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052200980&g=int
同法に関して適用されれば、トランプ大統領は強硬に対応することを表明しており、上院では中国への制裁を科す法案を提出すると発表されている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202005/CK2020052302000125.html
米中間の緊張はさらに強まる可能性があり、市場においても注意が必要だろう。
さらに、オブライエン大統領補佐官が指摘するように、もし国家安全法が成立すれば、外資企業への規制リスクを鑑みると、香港がアジア金融センターとしての地位を維持するのは難しくなるかもしれない。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020052500085&g=int
その場合、香港に取って代わるのは、税金や言語の観点でシンガポールが第一候補となるだろう。
東京もいち早く金融特区を設置することができれば、アジア金融センターに返り咲くことができるかもしれない。